そよかぜ保育園では年長クラスになると、一泊二日の『 お泊り保育 』を、園内園外と2回実施します。

 ※ 園外はあきる野市にある ” 養沢センター ” でのお泊りです

「年長になったらお泊りがある」と子どもたちも保護者の方もドキドキする大きな行事。

特別感 ” のある行事ではありますが、それまでの子どもたちの育ちがあって、そして今後の育ちを見通す中での通過点だと考えます。

そよかぜの保育は全てそうですが、「お泊り保育があるから○○できないといけない。だから練習しておこう。」ではなく、普段の生活の延長線上あり、更に次の一歩に向けた取り組みであります。

 

 

~ お泊り保育での活動

お天気が良ければ以下のような流れで過ごしています。

1日目:支度、山登り、お弁当箱洗い、荷物の整理、入浴、夕食、就寝準備

2日目:朝食、支度、山登りや遠くの公園

  ※ 下写真:2024年度園内お泊り保育より

 

 

~ お泊り保育の目的

身辺自立親元から離れ、身辺の自立を図る

  ※ 例1:明日の準備をする際、まず今日使用した汚れ物の服を出し、明日必要な物を自分で考えてリュックに入れる

  ※ 例2:自分で体や頭を洗う(石鹸を濡らしてタオルに擦り、泡立てて全身洗う。使い終わったら濯いでよく絞る。)

 

社会性・体験したことや感動したことを仲間と共有する体験をする

     ・仲間を思い、仲間に助けられ、仲間と一緒にいる心地よさを感じる

  ※ ちょっと不安だけど、みんながいるから頑張れる、みんながいたから頑張れたという体験

 

やりきる力投げ出さず、最後まで頑張ることで自信につながる

  ※ 山登りで頂上まで頑張って登れた、自分のことは自分でできた、ちょっと不安だったけど一晩過ごすことができた 等々

 

 

最初にお話しした通り、普段の生活の延長線上です。

これは年長に限りません。(年長になったら急にできるようになるわけではありません。)

安心できる環境の元、子どもたち一人ひとりのその時の『 ちょっと頑張ったらできた 』の経験( 遊び面、生活面など全てにおいて )が、年長のお泊り保育、卒園期の姿に繋がっていきます。