4才、5才クラスになると、毎日、中身の入っていない水筒を用意していただいております。
今回は水筒を使用する時のお話をしていきますね。
< 中身の入っていない水筒に自分でお茶を入れる >
・手首を捻る動きで開け、中身が出ないようにきつく締める < ” 手首を捻ること ” は、近年の便利な生活環境によって、たくさん失われてきています。食具を正しく持って使うといった器用な動きも、粗大の運動(手首を捻る動きも含む)が大きく関わっており、大切な動きと考えています。
※ ” 手首を捻ること ” ” 脇を締める動き ” の大切さについては、今後のBlog『 そよかぜの保育 』記事でもたくさん出てきます。
・注ぎ口、水筒の中を見て入れる量を考えながら入れる(手と目の協調)
・そっと注ぐなど、体をコントロールして調整しながら入れる
また、そよかぜ保育園では、基本的に『 コップ付きの水筒 』を用意していただいています。
< コップ付き水筒を使うことを大切にしている理由 >
・飲む度に手首を捻って開け閉めを行う
※直接口をつけて飲むタイプの物では、ワンタッチで開いてしまいます
・自分で今、飲みたい量を考えて注ぐ(手と目の協調)
・そっと注ぐなど、体をコントロールして調整し
・自分のペースで、ごっくん、ごっくんと飲める
※直接口をつけて飲むタイプの物では、どのくらい自分で飲みたいのか、飲んだのかの実感が薄いです。
また自分のペースで、” ごっくん ごっくん ” と飲むことも、口の動き(飲み込む舌の動き 等)では大切なことです。また別の機会にお話しします。
・公園で水筒の中身が無くなった際、大人のボトルからコップに直接注ぐことができる
・更に “コップの持ち手” が無いと水筒であれば、両手の手をしっかりと開いて使用することができる
このように、持ち物一つとっても、子どもたちの育ちに大きく繋がっていますよ。