年長さんの冬の行事の一つに、『 御陣乗太鼓 』鑑賞があります。
実際に日本文化に触れ、迫力ある演奏を聴いて、鬼のお面制作にも繋がっていきます。
今年度は先月(12月)に、3年振りに観てくることができました。
< 御陣乗太鼓とは >
天正4年(西暦1576年)越後の上杉謙信は、能登の名城であった七尾城を攻略して「霜は 軍営に満ちて 秋気清し 越山を併せたり 能州の景」と詠じ、その余勢をかって奥能登平定に駒を進めた。現在の珠洲市三崎町に上陸した上杉勢は、各地を平定し天正5年、破竹の勢いで名舟村へ押し寄せてきた。武器らしいものがない村人達は、鍬や鎌まで持ち出して上杉勢を迎撃する準備を進めたが、あまりにも無力であることは明白であった。
しかし郷土防衛の一念に燃え立った村人達は、村の知恵者といわれる古老の指図に従い、樹の皮で仮面を作り、海藻を頭髪とし、太鼓を打ち鳴らしながら寝静まる上杉勢に夜襲をかけた。上杉勢は思いもよらぬ陣太鼓と奇怪きわまる怪物の夜襲に驚愕し、戦わずして退散したと伝えられている。
石川県無形文化財です。
迫力があり、始めは少し怖く感じてしまう子もいますが、次第に引き込まれていきます。
3年前(新型コロナウィルス蔓延以前)までは、実際に子どもたちがお面を付けさせていただいたり、太鼓を叩かせてもらっていましたよ。
※下の写真は以前の年長さんです